阿弥陀如来坐像 (イチョウ一木白木造りsize;約9寸 全サイズ;高さ74.5cm 幅35.0cm 奥行き35.0cm) 

 如来像は始めての挑戦です。兄から頂戴したイチョウ丸太で阿弥陀如来坐像と釈迦如来坐像を制作することにしました。
像本体から蓮肉部までを一木にて彫り込んでいます。
蓮弁は9枚5段の葺き蓮弁でイチョウです。敷き茄子と返り花、框座、唐草紋様透かし彫り船形光背は楠を使用しています。
阿弥陀様はなにびとにも優しい慈悲深い御顔に彫り上げるのだそうです。
在家の像としては珍しい坐像ですが、装飾像として実家に納めます。 イチョウは別名、水の木と言われるように、極めて水分の
抜け難い木で彫るたびに水分が出てきます。
したがって割れを少しでも軽減する目的で、蓮肉の底面から像のおへそ辺りまでΦ8cm程度の内繰りを施しています。